【禁断の恋】赤い嘘【完】
「……何?」


不思議に思いながらベッドの下を覗き込むと、そこには黒い手帳と思われるものが落ちていた。


星矢、手帳なんて持ってたんだ。


何が書いてあるんだろう。

好奇心が一気に湧き上がる。


「勝手に見るなんてダメだよ」


気持ちを抑え元の位置に手帳を戻そうとした瞬間、ヒラヒラと手帳に挟まっていた何かが床に落ちた。
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