【禁断の恋】赤い嘘【完】
「でもさ、お父さんとお母さん変に思わないかな?
仲の悪い私達が一緒に暮らすなんて知ったら」


「大丈夫。俺ずっと前、父さんと母さんと約束したから。『姫華に手を出さない』って。今まで姫華を毛嫌いしてる演技してたし、今まで通りの態度でいれば俺達の関係に気付くはずない」


「……そっか」


私の知らないところで両親と星矢はそんな約束まで取り決めていて。


私は本当に何にも知らなかったんだ。
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