約束-promise memory-
「そっか、ならいいけど…」
壱は少し疑ったけど、それ以上は聞こうとはしなかった。
私はこの事を壱に知られたくない。
壱と離れるのは嫌だ。
と、心で思っていた。
だけど…南沢凛を連れていけば、壱には自然と知られてしまう。
なら、私一人で行くしか方法はないのね…。
これも自分が起こした事。
もい引き返せない。
私は壱をずっと見つめた。
そんな壱と目があって、私はとっさに逸らしてしまった。
そして壱は、紅茶を一気に飲み干し、私に言った。
「明日なんだけど、塁達が海に行こうって誘ってくれて、行きたいと思うんだけど、行っていいだろ?」
壱は私に聞いてきた。