秘密の誘惑
萌はぐっすり眠っている。


どうやって起こそうかと迷うほどだ。



キスをすればこのまま萌を帰したくなくなってしまう。



「萌」



名前を呼び、身体を揺する。



「う・・・ん・・・眠いの・・・」



萌は呟くと身体を丸めて向こうを向いてしまった。



その仕草にディーンは本当にキスをして起こしたくなった。



「萌」



今度は先ほどより少し大きめに呼ぶ。



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