秘密の誘惑
「あ、あの・・・今日は・・・遅いですし・・・」


そうだよ 考えてみれば明日は金曜日。



仕事があるのにお泊りなんか出来ないっ。


ディーンと一緒に過ごしたいと思ってしまうが理性が先に働いた。



「そうか・・・」


がっかりした顔になったディーンに萌は困った。


「ディーン、あたしの事どう思っているんですか?」


元々がはっきり物を言う萌だから知りたかった言葉が口に出ていた。


「好きだよ」


すぐに返事が帰ってきた。


好き・・・本当に?


憧れだった存在から今ではすごく好きになってしまっている。



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