秘密の誘惑
「・・・気に入らなくても・・・仕事中は支社長と呼ばせていただきます」


柏木さんや他の人の前で親しげにディーンなんて呼べるわけがない。



改めて柏木さんがディーンとファーストネームを呼ぶなんてすごいなと思ってしまう。



「・・・わかった 2人だけの時に呼んでもらうとしよう」



コーヒーが出来たのを見計らい再びディーンに背を向けるとカップをソーサーにセットする。



「それから・・・」


「はい?」


ソーサーを手にして振り向いた萌は真剣な顔をして見た。


「実にヘアースタイルとスーツは魅力的なんだが・・・」


頭からつま先まで青い目が移動する。


< 178 / 404 >

この作品をシェア

pagetop