秘密の誘惑
あれからもうすぐ1年。


ますます萌は美しくなった。


顔色の悪さは気になるが、契約が終わればゆっくりさせてあげたいと思う。



認めさせるには短い1年間だったが、今では萌は支社長秘書として信頼を勝ち取っている。



萌の頑張っている時間は私には長すぎる1年間だった。



あとわずかでキミは私のものになる。



「ミスター・リチャーズの秘書に電話をしてあさって、何時に到着か確認して欲しい」



ミスター・リチャーズはアメリカの繊維会社の代表取締役だ。


「はい かしこまりました」


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