秘密の誘惑
ディーンは冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出しゴクッと飲む。



それをぼんやり見ていた萌は胃に刺すような痛みに襲われた。



「っ・・・・」



あまりの痛さに屈みこむと、ディーンが驚いて駆け寄った。



「萌?どうしたんだ!?」



「な、・・・なんでもありません」



すぐに痛みは治まるはず。



息を吐いて痛みを逃そうとした。



「なんでもないはずがないだろう!」



萌の膝の後ろに腕を差しいれ抱き上げソファーに座らせる。



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