秘密の誘惑
* * * * * *


「あたし、もう帰らなくちゃ」


しばらくして萌が立ち上がった。


時計を見ると11時を回っていた事に驚いた。


4人でたわいもない会話は楽しすぎて時間があっという間に過ぎてしまった。


「もう11時か~ 時間が経つのって早いね」


日菜が壁にかかっている時計を見て残念そうに言う。


「萌、泊まっていくといいよ」


千波が泊まるように言うが、萌は首を横に振った。


「ううん まだ電車あるし」


たぶん泊まったら2人の熱々ぶりに当てられてしまうに違いない。


「タクシーで帰ればいいのに」


日菜が事も無げに言うと萌が呆れたように見る。


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