秘密の誘惑
今度は邪魔されることなくベッドに降ろされた。



* * * * * *



甘い感覚に身を委ねていたが、最後には酷い痛みを覚え思わず涙が溢れた。



「すまない なるべく痛くないようにしたかったんだが・・・」


頬に伝わる涙をディーンは唇で拭う。



萌を上り詰めさせる事に夢中になった。


初体験の萌の最後に起こる痛みをいかに和らげてあげられるか注意を払ったつもりだった。



「・・・ディーン・・・ありがとう」


「可愛い萌 愛しているよ」


抱き寄せ顔中にキスを浴びせた。


「少し眠るといい」


額にキスを落とすと言った。


「ディーンは?」


不安げな瞳がディーンを見つめる。


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