秘密の誘惑

ハプニング

眠っている意識の中に髪を撫でられているのがわかった。


次の瞬間、萌の目がパチリと開いた。


真っ先に飛び込んでくるのはディーンの青い瞳。



「ぉ、おはよ・・・」



「あぁ、起こしてしまったようだ」



声は申し訳なさそうなんだけど、顔はにっこり笑っている。



絶対にすまないなんて思っていないに違いない。



「い、今何時?」


部屋の中はダウンライト1つしか点いていない。


「まだ5時だ」


5時と聞いてあくびが出てしまう。


「ディーン、眠れないの?」


「萌が横にいると頭も目も冴えてしまうんだ」


髪を撫でていた指はむき出しの肩に滑り降りてくる。



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