秘密の誘惑
萌はぼんやりする頭でベッドのサイドテーブルに置かれている時計を見る。


7時30分・・・。


いけないっ!ディーンはお仕事だった!



萌は勢い良く起き上がった。



「いたたた・・・」


身体が筋肉痛みたいに痛む。



ぎこちない足取りでイスにかかったシャンパンピンク色のローブを身につける。


そこへディーンが戻ってきた。



「すまない 起こしてしまった」



「ううん もうこんな時間だなんて ディーンはお仕事でしょう?」


「ああ 萌の予定は?」


「日菜ちゃんとここでお茶の予定なの」


「そう、じゃあここで待っていてくれるね?なるべく早く戻ってくる」


顎に指がかかり唇に軽くキスを落とされる。


萌はコクッと頷いた。



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