秘密の誘惑
* * * * * *


「日菜、明日の夜アメリカの友人を食事に招きたいんだけどいいかい?」


千波がネクタイを外しながら愛妻に聞く。


日菜はネクタイを受け取りながら目を輝かせた。


「もちろん良いよっ」


愛ちゃんと郁斗がイタリアへ行ってしまってから、暇をもてあまし気味の日菜だ。


お客様が来るのなら腕によりをかけたい。


もちろん良いよと言ってから、日菜の動きが止まった。


「どうした?」


「えっと・・・アメリカの友人って言ったよね?その人アメリカ人・・?」


外人さんだと会話に困る。


「言葉は問題ないよ 日本語は話せるし和食も好きなんだ」


「本当に? はぁ~ 良かった ホッとした」



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