甘い夏 煙草の匂い
チュウッ…。
わざと派手にリップ音をたて、一度唇を離す。
「真那…すげぇ甘い。」
「…え?…あ、パフェ…」
トロンとした真那を確認し、今度は首筋に顔を埋める。
「…ひゃ…!」
ガッチリと胸を覆っていた手は、俺の肩を掴むのに精一杯になっていた。
「あ…ダメ…。…きゃあ!」
向き合ったままの形で、真那を抱き上げる。そして、そのまま寝室へ…。
「ちょ…上杉さんっ?!」
「…龍太。」
「え…?」
「龍太。名前で呼べよ。」
「や!…そんな…」
片手で寝室のドアをロックし、静かにベッドへ押し倒す。
「…なんで?進也の事は名前で呼んでんだろ?」
「それは…」
「…呼べよ。」
言いながら、再び首筋に顔を埋め、唇と舌で攻める。
「やぁ…待っ…て…」
真那の両手は俺の体を押すのに必死で、ブラが外れた胸なんかほったらかしだった。
その隙を見て、Tシャツの上から胸に触れる。
「あ…!」
慌てて俺の手を掴むが、もう遅い。Tシャツ越しの柔らかい感触を楽しみながら、ゆっくりと手を動かす。