甘い夏  煙草の匂い



「…んっ…」


閉じたままの唇をこじ開けて、舌を絡ませたい…。だが、この空間・真那の恰好からして、キスだけで終える自信がないのが本音…。

ゆっくりと唇を離そうとした時、真那の唇がうっすらと開いた。

一度離れて真那を見つめる。トロンとした顔で完全に俺にキスを許しているかの様だった。


もしかして、カモン状態…?


もう一度近づこうとすると、真那もゆっくりと目をつぶる。

理性を保とうとしたが…待っているのならば話は別だ。そう思い込み、再びキスをする。

真那の舌の輪郭をなぞるように絡ませる。

「ふっ…ぅん…」

甘い声を漏らしながら、俺のTシャツを遠慮がちにギュッと掴む。


「もっと…」

「は…ぁ…」

「もっと、しがみついて…?」



俺の背中に手をまわせるように、真那の体をさらに引き寄せる。


もう、後には引けない…引くつもりもない。

どんな流れになろうとも、もう知らねぇ…。


「…ん…」


全てをイタダくつもりで、真那の唇を貪る。


「は…ん…っ」


真那の甘い声に酔いしれていた…。




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