甘い夏 煙草の匂い
「甘…える?」
「あぁ…」
ゆっくりと顔を上げ、真っ直ぐに俺を見る。
「ありがとう…ございます。
すごく…嬉し…。」
真っ直ぐ見つめ、瞳を潤わせながら、ゆっくりと話す。
「こんなこと…誰に話していいかわからなくて…」
「だから、俺がいんだろ?」
「…迷惑じゃなかったですか?」
「全然。むしろ、真那の事が聞けて嬉しい。」
「…。」
泣きそうだが、泣くまいと頑張っている顔がいじらしい。
そっと頬に手をあてると、ピクッと反応した。
「…キスしていい?」
「…ダメです。」
しかし、目をそらそうとしない真那。
ゆっくりと顔を近づけても、そのまま動かない。
…よし、いける!
触れるだけの軽いキスにしようと思ったが、直前で欲が出てしまい、少し口を開けて包み込むようなキスをした。
それでも逃げようとしない真那を、心から愛しく感じる。
何度も唇を食べつくすようにキスを繰り返す。