Chain〜切れない鎖〜
夜の桜病院
綾によると、一馬は桜病院にいるらしかった。

何か酷い怪我でもしたのではないか。
嫌な予感がした。





500床ものベッド数を構える桜病院は、今日も堂々と聳え立っていた。
夕闇に紛れて、桜を型どったマークが鮮やかに輝いていた。

お見舞いから帰る人を掻き分け、綾が言ったように緊急窓口へ急ぐ。

闇が立ち込める病棟は、少し気味が悪かった。

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