鏡の中のアタシ。
「…もしよかったら、少しお話できませんか?」
大地は、美緒の顔色を伺いながら、すがるようにお願いしてみた。
「はい、いいですよ」
意外にも美緒は、快諾した。
大地同様、美緒にも大地と話したい事があったから。
「大地クン、アタシ美緒です。どこか入って話しませんか?」
「ありがとう!じゃあそこの喫茶店でも…」
断られても頑張って頼み込む覚悟だった大地は、一瞬あっさりと快諾した美緒に驚いたが、うれしくなり、笑顔でお礼を言って、近くの喫茶店に誘った。
「タバコいいですか?」
「あ、はい。じゃあ俺も…」
向かいあって座った2人はぎこちなく、タバコに火を付け、気を落ち着かせた。
「何飲む?」
「あ、じゃぁコーヒーで」
「すいません、コーヒー2つ。」
大地は、美緒に飲み物を聞いて二人分のオーダーを伝えると、タバコを消して、美緒に向き直る。
美緒も大地の様子をみて、タバコを消して大地に向き合った。