鏡の中のアタシ。
「まずさ、アタシなりに里菜の事考えてみたから聞いてほしい。」
美緒は、里菜を真っすぐ見つめ聞いた。
美緒は、手紙のやりとりの後すぐに、考えていたのだ。
里菜が考えこんでるだろう事や、これから先のいくつかのパターン。
里菜を想い、少しでも力になりたかった。
話を聞くだけじゃなく、何が出来るか、出来る限りの事をしてあげたいって考えていたのだ。
「もちろん違ったら違うって言ってほしい。」
「ありがとう、美緒。」
美緒の想いは、今度こそ里菜にちゃんと届いた。