初恋~永久に君と~
~10歳の時~
いつものように私たちは公園で遊んでいた。
「桃花」
「ん、何?」
呼ばれて振り向くと何か悲しげな将紀の姿があった。
「俺、引っ越しすることになった」
嘘。
なんで?
ずっと一緒にいるっていったじゃん!!
「なんで!?」
「親が離婚してお母さんの方について行くようになったんだ」
「将紀だけ残ったらいいじゃん!!ウチにいてもいいから!!」
そんなことを言ったもののお母さんが許してくれるわけもなく
幼い自分たちでは何もできず
とうとう引っ越しの日が来た。
「今までありがとうね桃花ちゃん」
見送りに来ていた私に将紀のお母さんが言った。
すると将紀が車から降りてきて、
「これあげる!!」
そう言って私の手の中にいれたのは
ピンク色のクローバーのお守りだった。
「これがある限りずっと一緒だから!!だからいつか会える日まで待ってて!!」
そう言うと将紀は青色のクローバーのお守りを出して言った。
「うん、ずっと、ずっと待ってるよ」
そう言って精一杯笑った。
すると将紀は安心したように車に乗り、
車は発進した。
いつものように私たちは公園で遊んでいた。
「桃花」
「ん、何?」
呼ばれて振り向くと何か悲しげな将紀の姿があった。
「俺、引っ越しすることになった」
嘘。
なんで?
ずっと一緒にいるっていったじゃん!!
「なんで!?」
「親が離婚してお母さんの方について行くようになったんだ」
「将紀だけ残ったらいいじゃん!!ウチにいてもいいから!!」
そんなことを言ったもののお母さんが許してくれるわけもなく
幼い自分たちでは何もできず
とうとう引っ越しの日が来た。
「今までありがとうね桃花ちゃん」
見送りに来ていた私に将紀のお母さんが言った。
すると将紀が車から降りてきて、
「これあげる!!」
そう言って私の手の中にいれたのは
ピンク色のクローバーのお守りだった。
「これがある限りずっと一緒だから!!だからいつか会える日まで待ってて!!」
そう言うと将紀は青色のクローバーのお守りを出して言った。
「うん、ずっと、ずっと待ってるよ」
そう言って精一杯笑った。
すると将紀は安心したように車に乗り、
車は発進した。