MeLdy~メロディー~

『そぉなんだ…、
 じゃぁタメだね!』

「え?」

アタシの言葉に
目を見開いて驚く彼に
こっちがびっくり。

何、アタシ
年下に見られてた?

いや、確かによく
幼いって言われるし

童顔なのは
自覚してるけど…

「年上かと
 思ってた…」

『へ?』

つい零れたのだろぅ
彼の言葉に
今度はアタシが
目を見開く番。

化粧のおかげか?

初めて言われた
気がする。

『アタシ、結構
 幼く見られるよ?』

「そぉかな?
 僕はてっきり
 年上かと…」

きょとんとする彼は、
少し天然なのかな。

その顔が可笑しくて
つい笑ってしまった。

『初めて言われた。』

年上と間違われる事って
こんな気持ちなんだ。

嬉しいよぉな…
悲しいよぉな…
ちょっと複雑かも。

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