アズライト
『あれ?
Seroの仕事しらない?』
「体操選手って聞いただけ
仕事は聞いてない」
『そそ
前のオリンピックだったか、体操で銀もらった人いるじゃん
一時期イケメンコメンテーターとか言って、ニュースのスポーツ枠にも出てた
乗馬も出来るとかで、騎士のカッコして、お姫様姿のゲストとのコーナーもあった』
「……新原か!!!」
『ああ
激突筋肉 って番組で、ケガしてから、あまり見なくなったけど』
マジか
「…いろんな人いるんだな」
『そりゃそうだよ
芸能人のブログとか見ると、オンラインやってます〜とか書いてあって、本人光臨しちゃったり
前のゲームなんか、かなり有名なイラストレーターが、自分でチーム作ってサイトで報告してたし
…Seroは辛くて、オン始めたんだと思うけど 』
「 それはアズが心配するわけだ 」
『掴み所ないのに、妙に世話焼きだしな 』
「お節介なんだろ 」
二人共 笑った
「アズはSeroが新原だって事知ってるのかな 」
『Seroは話してないって電話では言ってたけど 』
「まあ 言えねえか 」
『ケガがまだ完全に治ってないから、リハビリしてるって
治って復帰したら言おうと思ってたのかもしれねえけど
…今日のあれじゃ もう言えないだろ… 』
「やめないとは思うけどね 」
ピロロ
携帯の青いランプが光った
「あ ちょっと待って 着信」
着信⇒⇒
着信⇒⇒ mail ⇒⇒
件名:⇒【 Az です】⇒⇒
着信⇒⇒mail⇒⇒
「すまん 切る 」
『電話来た?了解 まぁさ 今回』
ピッ
ツー
件名:⇒【 Az です 】