ウェディング・ストーリー



でも、なぜかその痛みが導いたのは、彼を愛おしく思う気持ち。




「...どうしても、諦めたくなかった。ごめん」




胸の奥がぎゅっと掴まれて、息がし辛くなる




「全部、話してから言いたかったんだ」





だってほら__





「ずっと、一緒にいたい。これからも」





この真っ直ぐな瞳に





「一生、大切にするから」





嘘はない、でしょう?








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