いまでもずっと…
…上坂純平

嘘でしょ?
人違いだよね。
いるわけないしね。
「海B組だった!」
「俺C!」
それぞれ教室に向かった。
教室についたらまずあの人を探した。
いないや。
やっぱりね!
おもったよりすぐ友達はできた。
茶髪で目がくりくりした愛ちゃん。
黒髪でショートヘアの弥生ちゃん。
愛ちゃんが突然。
「なんかさっき誰かが屋上にきてっていってたよん♪うみ」
あ。
一緒だ。
あの時と。
違うだろうけど。
「おっときたかな?告白タァーイム」
「駄目よ。海は彼氏さんいるし」
なんて、弥生ちゃんに言われたり、
「ずっるーい!愛も誰かに告られたいよ!」
なんて愛ちゃんが言ったり。
「まぁ行ってくるよ」

たったったったっ…ガチャ

嘘っ!誰もいない…
くそー愛ちゃんに騙されたな。
と、帰ろうとしたとき!

ガチャ

「えっ…」
嘘…でしょ。
「久しぶり。」
立っていたのは純平だった。
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