恋光をさがして~番外編~
「でも、俺は彼女が好きなんだ。結婚の約束もした。こんな俺だけど・・」
春馬が、一旦視線を下に向ける。
「友達でいて欲しい」
わかってた。
春馬が彼女をどれだけ好きか。
彼女の話になると、とても優しい目になる。
けれど、改めて言われると。
やっぱり、ちょっとキツいわね。
でも・・・
「ええ、4人揃わないと楽しくないわ」
涙を拭い、笑いかけた。
恋人になれなくても、春馬の友達でありたい。
春馬が初恋の人っていう事実は変わらないけれど。
「そうだな、4人が1番だ」
この初恋が、私の大きな力になってくれると思うから。