恋光をさがして~番外編~
春馬との時以来、感情を表に出す大切さを学んだけれど。
なかなか、素直になれる場所がなかった。
私は財閥の娘。
小林財閥の運命に反することはできない。
だから、直樹のときだけ。
たった1つだけ、素直になれる場所があればいいと思うの。
「俺に話せないか?ん?」
きっと、ううん絶対。
直樹のこと、それだけ好きなんだと思う。
春馬のときと、ちょっと違う。
私は、直樹が好き。
手放したくないと、欲がどんどん出てくる。