デスゲーム
「まだまだ甘いな、バーカ」


拳銃を捨てて別の拳銃を懐から取り出した。手首を掴まれて、距離を開けれない。


「くっそお!!」


フリーになった手で黒崎の胸を殴りかかる。が、それよりも早い速度で俺の腹に弾丸が打ち込まれた。


「俺に一発入れるとはな。……麻酔銃。1、2時間は眠ってろバカ」


そう、拳は届いていた。だが決定打には程遠い一撃だった。


「隼人君!!」


かすむ視界の中、雫が走って来ている。優しくて温い、そんな雫の懐にもたれかかった所で意識は途切れた。





………


「う…ん。ここは…俺の部屋?」


ベッドから起き上がるとマンションの俺の部屋に間違ない。横を見ると幸せそうに雫が眠っている。椅子に座り、ベッドに寄り掛かって。

雫の柔らかい両手は、しっかりと俺の手を握っていた。


「………」


もう一方の手で頭に触れると、アスタリスクの髪止めがコツンと当たった。

大切に…してくれてるんだな。
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