デスゲーム
「ケケッ♪逃がさねえヨ。命懸けの鬼ごっこの始まりダァ」


命懸けの意味、それは雫を殺すこと。させてたまるか。やらせるかよ。

無我夢中で階段をかけ上がる。雫も俺もさっきのショックで言葉が出てこない。くそっ、また犠牲者を出してしまった。

全力で階段を上がり、広いフロアに着いた。また上へと伸びる階段があり、何とか逃げれそうだ。レインはまだ追ってきていないようだな。


「ハァ…ハァ…。雫、いけるか?」

「ハァ……はぃ。…いけ…ます」


そうは言うが足は震え、肩で息をしてる状態だ。でもここで休めばレインに追いつかれる。

それを許すと神崎のように殺されてしまう。足を止めてはいけない。


「すまん、頑張ってくれ。レインに追いつかれると何が起こるか分からない。手を」

「はい。先へ進みま…きゃっ」


再び手を引いた時だった。雫の足がもつれ、その場に転んでしまった。
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