デスゲーム
~未来~
上を見上げ涙を止める。止めた頃に、あいつが来た。


「ギャー…ッッハアァ――☆…ア?一人になってるじゃねえカ」


レインは鎌をしまい近づいてきた。歯をカタカタ鳴らしながら上機嫌に。


「そうか『リバースキー』。柊は『デスゲーム』から解放さレる。即ちこの空間にいてはならナイ存在。…考えたな。後悔は?」

「してない。それより下のやつらは無事なのか?」


俺の想いは全て伝えた。もう後悔はしてない。俺の死ぬ未来だとしても…雫だけは生きて新しい道を歩めるだろう。


「アア。氷室は勝利、九条は引き分け。ンで柊の勝利で、貴様は課題をクリア。3勝1分で、4回戦は清水らの勝ちダァ!」


なっ…九条が引き分け……あいつなりの優しさなのか!?


「ケケッ♪睨むナよ。死亡者は園部と神崎。他は無事で、柊含め既に現実世界に帰ってる。ここにイルのは……清水だけだ」


そうか、良かった。高嶺も救え全員無事か。氷室は…仕方がなかったんだろう。

あとは……俺に任せとけ。
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