狼王子に監禁されて

☆おしおき





チュンチュン…





あ…さ…





窓のない部屋だったのに
鳥の鳴き声が聞こえる。





それになんか
まぶしい…





目を開けて目を細める。
天窓…だ。





光が射し込んでいてまぶしい。





「…まど…とりだ」





「まどとりって何?」





え?





あたしの頭の上から声が聞こえてきた。
あたしが頭の上を見ると…





「おはよっ」





今気付けば
あたしは十夜くんに抱きついていて
恥ずかしくなった。








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