dayaftertomorrow
山に行ったせいで体調が悪くなったことになってないといいけど

出来る限り彼の顔を、そして少ないながらも会話を続けたい

私はたいした女ではないけど、出会ってよかったと思ってほしい

一方的な思いだけど、きちんと伝えないと

次のことに進めないでいた

朝8時に家を出ることにした

チョッと早いけど、外出でもされていたら元も子もない

ナビゲーションを頼りに再度、彼に会いに行った

数日前に見た彼の実家の傍の山、雨は降っていたから景色が

なんだか重たい感じ

いなかったら・・・と思いながら呼び鈴を鳴らした

「は~い」と声がして洋子さんが出てきた

「おはようございます。急に押しかけてしまってごめんなさい

何回か電話したんだけど出てくれなかったので着ちゃいました」

洋子さんはまじまじと私を見ていた

「孝子さん?今日会社は?」

なんて答えていいか判らなかった

彼のために辞めた?

上司の納得するものが作れなかったから?

心の深呼吸を一つして

「会社辞めました!」それだけを短く言った
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