Hurly-Burly 【完】

そうやって、言うあの人を見た。

「悪魔と同じこと言うな!!」

あの悪魔が口癖のように言う。

「日和ちゃん?」

馨君がビックリしてあたしを見る。

「ごめんっ、その言葉は嫌いだ。」

ナル君もビックリしてあたしから離れる。

もちろん、相沢ティーチャーや村田ティーチャー

の口癖のようなものでもある。

だけど、あの人が隠し事をするのを見て

心が押しつぶされそうだった。

『ごめんね、でもきっと知らない方が

幸せになれることの方が世の中多いんだよ。』

だったら、中途半端に言わなきゃいいのに。

途中まで言うから気になっちゃうんじゃないか。

隠すなら完全に分からないようにしてよ。

「ヒヨリン・・・」

可笑しいな、こんなことで思い出しちゃった。

「いっ、今のは忘れて!!

ははっ、生理近いのかもしれないわ。

お腹空いたりイライラしたりって症状。」

笑って誤魔化すしかない。

「おめー、そんなこと言うなよ。」

慶詩が頭を掻く。

「えっ、そうだよ!!

何、あたし暴露してんだ。

今のはどうか忘れて下さい。

頭を打ち付けて記憶飛ばして下さい。」

どうしよう、女の子に言うような

感覚だったわ。

最近、よくみんなと話すからつい

サユと話してる感覚になっちゃうわ。

田中が懐かしいな。

男子と喋る感覚ってマコ君か田中

しか居なかったからなー。

「おいっ、待てぇー!!

やめろぉぉぉぉ」

金髪ライオンの頭を掴んでテーブルに

叩きつけられなかった。

ッチ!!

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