Hurly-Burly 【完】

仲良くしましょう


ここ数日のあたしは不可解な夢遊病にかかった

に違いないのだ。

昨日のことがあった今日学校にこそこそ来る

ことになるとは思わなかった。

きっと、ベットから転がり落ちた時に

頭をぶつけ難病にかかったんだ。

朝早くから学校に来るのはもう日課だ。

花壇に生えてるチューリップに水をあげる。

朝からなんて清々しいんだ。

サッカー部も朝練とは精進してますなー。

あ、あの一番爽やかな汗を流しているのって

佐藤君だ。

爽やかな姿に女の子釘づけだよ。

あんた、やるね。

「ねぇ、ねぇ、委員長ー。」

はぁー。

やっぱり夢遊病だわ。

ここ最近とんでもないぐらい

長い夢を見てるに違いないわ。

「何。」

もう隠す必要もないな。

言葉づかいに気を付けてとか面倒だな。

「これ何の花?」

今日も可愛いね、君は。

「知らないの?」

ナル君と一緒にジョウロでチューリップ

に水をあげる。

「うん?」

か、可愛いッ。

鼻血もんの可愛さアピールされた。

「いい匂いするねっ。」

君もな。

ナル君と一緒にガーデニングならぬ

花壇に水やり中。

「きゃーきゃー」

女子が煩いんだがっ。

全くいつも静かに水やりしてるのに、

こんなに居られちゃ困るし。

大体、昨日何かあったのかな?

何か、今日の君たち気味が悪い。
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