Hurly-Burly 【完】

はぁー、帰ると脱力した。

馨君には家の近くまで送ってもらった。

家にはさすがに悪い気がして自転車を

かっ飛ばして帰った。

今は、ジョセフィーヌともふもふしながら

夕飯を作ってる。

「遅くなってごめんよよよよよよよ」

よが多かったかな。

帰るとすぐに飛びついてきたジョセフィーヌ

に一瞬三途の川が見えた。

『ハニー、今日はどこの安売りだったんだい?』

ジョセフィーヌが首を傾げる。

「あのね、ジョセフィーヌ。

ごめんね、あたしこれから少しだけ

帰り遅くなっちゃうかもしれないや。」

本当にごめんね。

だけど、楽しかったの。

きっと今しか味わえないことだから。

高校生で居られる時だけでもあたし

楽しんでもいいでしょう?

『何があったんだい?』

もうお前はいつもあたしを気にかけてくれる。

最高の相棒よ。

「あたし、楽しいって思っちゃった。

少しぐらいいいよね。

ねぇ、ジョセフィーヌ。」

3年後か。

本当にそんな日が来るか分からない。

だけど、待っては居るよ。

偽りしかない世界に永住しようと

信じてるよ。

『ハニーがそんなに笑うなんて

いいことがあったんだね?

僕はハニーの味方さ、少しぐらい

帰りが遅くなっても大丈夫さ。』

うわー、もうジョセフィーヌ大好き。

お前があたしの恋人だからな。

一生、お前があたしの初恋だからな。

もふもふしながらジョセフィーヌと

愛を深め合った。
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