同級生-Memories-
サークル活動
翌日から俺は今までのひきこもりが嘘のように毎日大学へ顔を出し、サークルとバイトであわただしい毎日になった。

バイトは以外にもすぐに見つかり、自宅近くのコンビニで時には深夜まで。

夜間のコンビニはゆっくりとした時間が流れていて、同じシフトで働いている人とも仲良くなりそれなりに楽しい毎日だった。

サークルのボード合宿(なんで合宿?)も楽しく終わり、何組かカップルも誕生したらしい。

岡島もちゃっかりそこで1個上の彼氏をゲットしたんだと後日紹介されて驚いた。

俺は特定の女の子が出来るでもなく、サークルの中で数名の男女で遊んだりするくらいで彼女が出来るわけでもなく。

いつも集まるメンバーがだいたい男女5人ずつ位で、その中には岡島とその彼氏もいた。

何度か女の子から告白されたこともあるけど、なかなかその気にはなれなくて。

「飛田君ってさ、好きな子居ないの?」

「…んー、今は別に」

彼氏がいるとわかっていても、岡島に惹かれつつある俺は自分の気持ちを伝えることもできなくて。

ただ、今の友達のママでもいいんじゃないかと自分に言い聞かせていた。

「女の子が告白しても、いっつも断ってばかりジャン」

「…なんで知ってるんだよ」

「えー、まあねぇ。色々あるわけよ」

告白されたことを岡島には話したことなかったけど、なぜかいつも知っていて。

後で聞いたら、俺と仲のいい岡島によく相談してきたらしくて。

出来れば知られたくないと思っていた岡島にはすべて筒抜けだったんだとショックだった。

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