脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「きゃー……」
「……気持ちわりぃな。なにニヤついてんだよ、ひとりで」
「いやいやいや。それより、良かったぁ。流川がオネエマンに食べられなくて」
「お前もだぞ? 入って来たのがたまたまオレと留美だったから無事だったんだからな?
オレのいない時ももっとしっかりしろ。心配かけんな」
「は、はい……。すみません」
カエルの後頭部におでこをつけて謝ると。
「だから。からまる相手と謝る相手が違ってるだろって」
「え? あああ……っ」
びろ~んと布団から引っ張り出されたカエルは、
私の背後に移動させられた。
「わわっ……」
カエル1つ分空いたスペースに、思わず両手で胸元を隠した私。
まだ、なにも着てないんだもん。
「えっと……TシャツTシャツ……」
もぞもぞと動いて、流川に背を向けかけると、
「何してんだよ」
ごろん。
ぐいっと引っ張られたせいで転がった私の目の前に、流川の胸。
「はひっ」
「服なんて着る必要ねーだろ」
「……だって、恥ずかしいんだもん」
「すでに確認済みだぞ? お前の全部」
「う……」
「なんならもう1回するか?」
「だ、だめっ。まだムリっ」
あせる私の顔を見て、いつものように不敵にほほ笑んだ流川は。
「朝までこうしてろ」
私の肩を引き寄せて。
「ちょうどいいんだよ、お前。抱き枕にな」
きゅっと抱きしめた。