脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「カエル無くしても私のこと怒るでもなかったし。バカなのか大らかなのか分かんない」
「天然なんだよ。それがアイツだ」
「……ごめんなさい」
「まあいい。過ぎたことだ。カエルが出てきたってことだけで喜ぶだろ、アイツも」
「ホントにごめんなさい」
「アイツもオレも放っておいたカエルをキレイにしてくれたんだからな。礼を言うのはこっちだ。……いや、お互いさまというかオアイコでいいだろ」
「……流川さんもバカなんですね」
「……は?」
「いえ……。優しいんですね。あたしやっぱりあきらめたくないな」
つぶやいた妹に、
「あら」
口を開いた留美は、
「別にあきらめることなんてないのよ。好きなうちはどうしたって好きなんだから。アタシも好きだし、ナオちゃんのこと」
……余計なことを言うな。
「ただしやっていいことと悪いことはあるわ。ま、アンタは若いんだからそのうちすぐにイイ人が出来るわよ。世の中悪いオトコばかりじゃないからね。ナオちゃんを好きになったのは正解だったわね。これを機にオトコを見る目を養いなさい。アンタなら出来るから」
ふ……。
やっぱり兄妹だな。いや、姉妹か?
「じゃ、オレは帰るぞ。カエルはもらってくからな」
座っていたカエルを引き上げて肩にかけると、
「ちょっと待って、ナオちゃん。作戦会議するって言ったじゃないのよ」
デカいカラダでオレの前に立ちふさがった。