空をなくしたその先に
13.告白
夕食をすませてしまえば、あとはする事もない。

上等の客室にいる人間ならば、
パーティだカードゲームだとさまざまな社交関係に余暇を費やすことになるのだろうが、

ディオたちにはそんな余裕もない。

シャワーを終えて、ディオはラジオのスイッチを入れた。

相変わらずどこの局も音楽ばかりを流している。

昼間とは違う局でつまみを止め、ディオはソファに腰かけた。
頭をごしごしとこすって、水気を払う。

船内には売店もあって、雑誌や軽い小説なども買えたりするのだが、自分から離れるなとダナにきつく言われている。

昼間のうちに買っておけばよかった、と

後悔していつも後から気づくのだとディオはタオルの影で苦笑した。

音楽が止まった。

女性アナウンサーの声が、ニュースの時間だと告げる。

空賊に船が襲われた、
殺人、新しい法案の可決、と

機械的に読み上げられていく出来事はどれもディオには関わりのないものだった。
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