空をなくしたその先に
「流行遅れだって……気になる?」

「別に」


ディオが戻したのとは別の雑誌を引っぱり出して、
彼女はページをめくる。


「そこに命かけているわけじゃないもの。

こんな格好しているのも戻るまでの間だけだし、ね」



確かに島にいる間も、
スカートは身につけていなかったのをディオは思い出す。

ディオも元の位置に戻って、読みかけの本をもう一度開いた。
しおりを挟んだ場所を指でたどりながら別の質問をしてみる。


「本当に行きたくなかった?」

「行っても何もできないし。
ダンスも踊れないし、
うまく振る舞う自信もないし」

「そうか」


ディオは本を閉じた。


「のぞいてみる?」


そう言ったのは、ダナの口調のどこかに好奇心に似たものを感じ取ったからだった。



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