屋上で君と クール君とサボり魔


はぁ…あたし何やってんだろ。

ベンチに寝転がってから、自分の馬鹿さ加減に気が付いた。


先輩、今日来ないって言ってたじゃん。

分かってたのに。


あたしはベンチの上で寝返った。

その時、屋上のフェンスの柵の隙間から、先輩が見えた。


「先輩っ…?」


ムクリと起き上がると、校門の前に立っている先輩の姿を確認する。

二人の人影。


見たくもなかった。


先輩と一緒に居るのが。


女の人だって、こと。


気づきたくなんかなかった。



だから今日は来れなかったの?

その人と会うから来れなかったの?



コンクリートの上に、涙で丸い染みができてゆく。

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