Eternity〜秘密の愛〜
「あとは、良い報告を待つだけね。」
「向こうも、俺たちが別れて帰ってくるのを良い報告として待ってるさ。」
「別れないけどな(笑)。」
翼は二かっと笑い、フワリとあたしを抱き締めた。
「翼……?」
「絶対、お前を守るから。」
普段口数の少ない翼。
こんなコト言うなんて、珍しい(笑)。
「ありがとう。
あたしも翼を支えていくから。
無理はしないでね…」
「ん………。」
さっきよりも、ギュッと抱き締める強さを強めた。
………不安。
強がっても、その言葉が付き纏う。
「大丈夫だから……。」