Eternity〜秘密の愛〜
気付けば、目前にアパートが在った。
気付かないうちに、家に着いていたのだ。
あたしが翼を見上げるのと同時に、フワリとあたしを抱き締めた。
あたしが持っていた買い物袋は、その場にバサバサッと落ちた。
「ちょっ、翼っ…」
あたしは何がなんだか分からなくて混乱していた。
だって、相手は従兄。
「…何で感謝してるか教えてあげようか?」
と体を離して、悲しそうな顔をする翼。
「由美に逢えたから(笑)」
翼はニコリと微笑むと、あたしが落とした袋を持ち上げて、何も無かったかのように「ただいま」とアパートの中に入って行った。