勝利の女神になりたいのッ!番外編
きっと桔梗は気付いているはずだ。
俺の気持ちに....。
やはりこの想いは心の奥深くに仕舞い込んで、決して誰にも悟られてはいけない。
見回り任務は俺には出来ない。
無防備に眠る紫衣を見るだけでその唇に触れたくなる。
唇に触れると、もっと深く交わりたいと望みを抱いてしまう。
「桔梗の断る理由がわからないんだけど?」
気付かれていると知りつつ焦る気持ちを隠して悪態をついた。
頼むから俺の気持ちに触れないでくれと心で願わずにいられない。
「調度お役目を変わってくれる人材がいるのですよ。」
ふぅっと息を吐き出しながら言葉を紡ぐ桔梗。
本当に仕方がない人ですねと言葉は呆れたようなのに表情は桔梗にしては珍しく柔らかかった。