そばにいれたなら
「もしも…」
「ん?」
何度もきたレイの部屋。
もう、明日からは
あたしの生活からなくなる。
「もしも…、5年後」
とめどなく流れるあたしの涙。
もしかして…、レイも泣いてくれてる?
「…マキがまだ俺のこと忘れられなくて」
「うん」
「…他に…男できなかったら……」
あたしの肩に少しだけ水気を感じる。
「…俺が…今度はずっとそばにいてやる」
「……ん」
「…お前は大学生になってて…、」
「………ん」
「俺は…、ホストやめて一般企業に就職してる…」
「…………ん」
「その時は…、またこの部屋に、こい」
「…れ、いぃ」