そばにいれたなら







あたしは、多分無様だったと思う。

久しぶりに子供みたいに

ワーワー泣いて。


レイも、嗚咽を漏らしてた。



そのあと、レイはあたしを

抱いてくれた。


痛かったけど、もうこれほどにまでない
幸せな時間だった。


レイはたしかにあたしの体に

自分を刻んでくれた。


そんな幸せな時間が永遠に

続くことを願ったけど、


目を覚ましたらもう隣には

レイはいなかった、



置き手紙を残して仕事に向かってた。



【仕事行ってくる。俺が帰る前には、この部屋から出て】



レイの最後のあたしへの手紙。



その下には



【またね】



と添えつけられてた。




あたしは多分5年後


またここに絶対くる、と思う。





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