そばにいれたなら







「あたしが高校生だから?」


「違う」



レイがあたしのほうをみて
フッと微笑んだ。




「じゃあなんで?」










「マキとずっと一緒にいたかったから」




あたしの頬を涙が伝うのが分かった。


どうして、こんなに大切な人と
離れなくちゃいけないんだろう。


どうして、あたしは高校生なんだろう。



たった数年、もう少しはやく生まれてたら
あなたのそばにいれたの?



「もう泣くなよ」



そうつぶやいてあなたはあたしの
涙を人差し指で拭う。


そのままレイはあたしを抱き上げて
あたしはベッドに押し倒された。




「…レイ」



あたしの声が部屋に響いた。









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