なんでやねん。
「…そういえば、ヒロキ」
「あ?なに」
「…ずっと言おうと思ってたんやけど」
「うん」
いきなり改まったように右肩を壁にもたれさせながら、俺を見下げるキジ。
なんやなんや、キジが俺に相談事か?こんなん何気に初めてちゃうか。
おっしゃ。こい!兄ちゃんが何でも話聞いたるやんけい!ドンとこい!
ドンと…
「…何でさっき顔赤かったん?」
「ゲェーーッホ!!ゴホッガハッ」
「…うわっ」
なんでやねんっ!!!!