なんでやねん。









「…そういえば、ヒロキ」

「あ?なに」

「…ずっと言おうと思ってたんやけど」

「うん」



いきなり改まったように右肩を壁にもたれさせながら、俺を見下げるキジ。

なんやなんや、キジが俺に相談事か?こんなん何気に初めてちゃうか。

おっしゃ。こい!兄ちゃんが何でも話聞いたるやんけい!ドンとこい!


ドンと…



「…何でさっき顔赤かったん?」

「ゲェーーッホ!!ゴホッガハッ」

「…うわっ」



なんでやねんっ!!!!



< 35 / 37 >

この作品をシェア

pagetop