*彼、許婚*




「そうですか...あ!そうだ!!昨日、駅前に出来たケーキ屋さんの新作ケーキ買ってきたんです。優さんも食べますか??」


「うん食べる」




何だか話がそれちゃったけど良いか。

そのほうが楽かもしれないし




だが、そう安心したのが迂闊だった...







ベチャッ!!







心は、俺の横においてあった学校の鞄に足を引っ掛け、勢い良く転んだ





「おい大丈夫かよ」

「うっ...はい」



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