子供+大人=恋?の方程式
「いや、居てくれ」
雅紀が隣に居てくれたほうがいい。
雅紀に全てを知られることになろうとも、そのほうがいいような気が俺にはしていた。
「いいだろ? 静香」
「あたしは別にいいけど―――…」
意味深に微笑むと静香はスッと俺の手に自分の手を重ねてきた。
その瞬間、俺はその手から逃れるように、手を机の上から下ろした。
「で? 話ってなんだ?」
「何よ。
久しぶりとかそういう挨拶はなし?
何もいきなり本題に入らなくてもよくない?」
俺は講義が始まる前に片付くなら早く片付けたいんだ。
そうすれば、静香がここにずっと居続ける理由もなくなる。
だからこそ、さっさと話を済ませたかった。
「なんか、ショックだな…。
そんなに話を済ませたい?」
「ああ…」
「本当、圭史って、冷たいんだから―――…」
苦笑しながら、こっちを見てきた静香。
だけど、すぐに前を向くと口を開き始めた。