君の隣
「こいつわぁ今日からおめぇらの家族になんぞ!俺の女だ!手ぇ出したらぶっ殺すかんな!!!!」
は?
俺の女?
何言ってやがんだこの男。
するといきなり
『『うおぉぉー!!』』
という歓声が上がった。
「はっ!?何何??」
あたしが混乱してるとこんな言葉が聞こえた。
「もうヤッちまったんですかー?」
「いい身体してましたー?」
「若エロいっすねー」
ぷち……
だんだんあたしの中の血管が切れてきた。
「処女だったんすか!?」
「やぁ中に入れたら気持ち良さそうだぁ」
「避妊はしっかりとね!若!コンドームあげやしょうか!?」
ぶちーん
「るっせーんだよ!!」
『『え?』』
「あっ愛??」
龍牙がキョドっている。
「さっきから黙って聞いてりゃヤッただの、処女だの中出しだの……いい加減にしろよ?」
『『ひっ』』
「やんっ!!怖い〜」
組員は怯んでる様子。
龍牙はふざけている。
「あたしはねぇ処女どころか彼氏イコールあたしの年齢!!しかもファーストキスだってまだなのよ!?」
『『えっ?』』
「えっ??愛そうなの?」
「そうよっ!!まだまだ純粋ガールなの!」
『『ヤリマンかと思った』』
「俺も………」
そう言った龍牙はなんだか嬉しそうだった。